❀24話 ページ26
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鬼灯は、嵐のように去っていった二人に呆気にとられていた
さて、どうしたものかと考えていると
獄卒「鬼灯様ー！お香さんからお荷物が！」
鬼灯「荷物？なんのですか？」
次から次へと騒がしい庁内に少し顔をしかめた
門番であろう獄卒が、手紙を片手に小走りでこちらへ来る
獄卒から手紙を受け取ると、パラっと開いた
お香〈鬼灯様へ。Aちゃんがいらして、家具
獄卒「その手紙と、家具一式が贈られてきて…」
少し考えて、獄卒に伝える
鬼灯「助かりました。ちょうど悩んでいたところです。私の部屋の隣に物置部屋があるので、数名で掃除をお願いします。」
獄卒「門番、交代して参ります！」
Aの家具のことまできっと手が回らなかったと思う鬼灯は、そっと胸を撫で下ろす
鬼灯「それと、夜になる前にその家具も搬入してください。」
門番獄卒は、分かりましたと一礼すると仲間を集めるべく走っていった
流石のお香と言うべきか
女性だからこそ、気づくところがあるのだと感心したのだった
鬼灯「私もそろそろ戻りますかね。」
『あ、いたいた。鬼灯さま〜。』
鬼灯は少し眉をピクリと動かし、表情が微かに和らぐ
鬼灯「貴女、まだ閻魔庁の中を知らないんですから。あまりそっちこっち歩くと迷子になりますよ。」
Aは鬼灯の横につくと、肩をすくめた
『すみません。まだ、鬼灯さまがいないと少し不安で…。』
地獄の住人の中で、一緒にいる期間が多少長いのは鬼灯と篁
この2人なのだ
きっと心細かったのだろうと、同情を含めて声をかける
鬼灯「そうですね、Aさんと行動すべきでした。」
『それに閻魔大王とのお話も終わってしまって、』
鬼灯「要するに9割方、暇だったんですね？」
少し期待が外れた鬼灯は、呆れたように続きを口に出す
金棒を担ぎ直すとAの方をみた
鬼灯「ここまで来たなら、少し閻魔庁を案内します。大王には(強制的に)許可を取りますので、大丈夫です。」
『閻魔庁探検…!!行きましょう。』
こんなに広い閻魔庁を探検できることに、ワクワクを隠すことは非常に困難なA
鬼灯「もう15時です、日が暮れる前に済ませますよ。」
『はい𑁍𓏸𓈒』
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ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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KΛNΛ(プロフ) - Namiさん» 白澤と同じで東洋医学の研究してたはずなので、多分作ろうと思えば作れるのではと！ (7月25日 21時) (
レス) id: 69c8e0248c (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 鬼灯さん、薬膳作れるのかな…？😅 (7月25日 19時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
KΛNΛ(プロフ) - Namiさん» Namiさん、ありがとうございます( ߹ㅁ߹)やっと熱下がったので、頑張って書きますね！ (7月12日 13時) (レス) id: 69c8e0248c (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 夏風邪ですか…お大事に。鬼灯さんも待っててくれるはずですから。 (7月12日 10時) (レス) @page36 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KΛNΛ | 作成日時：2023年6月11日 14時
