❀16話 ページ18
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2人は並んで、秦広庁の廊下を歩いていく
秦広庁の中も閻魔庁とは雰囲気は違うが、裁判をするための大広間を設けている
『秦広王は篁さんがお仕えしている方でしたよね？』
篁「えぇ、"冥土通いの井戸"を行き来していた頃は閻魔大王のお手伝いしていましたけど。今は秦広王ですよ。」
ここは亡者が一番最初の、七回忌に裁判を受ける場所である
『閻魔大王は何だかイメージと違ったんですけど、秦広王はどういった方なんですか？』
篁「ん〜…なんと言えばよいのやら。」
そんなことを話しているうちに、長かった廊下の突き当たりに差し掛かる
篁「あ、あれが秦広王ですよ。
ただいま戻りました〜、急に抜けてすみませ〜ん！」
篁がいつもの調子で秦広王に声をかけた
秦広「おぉ、戻ったか篁。そちらのお嬢さんが例の…？」
篁「私の孫ですね。」
遠い遠い遠い遠い血縁関係のある親戚、などと言うのが面倒くさくなったのか遂に"孫"にされたA
『初めまして、秦広王。Aと申します。』
秦広「ほぉぉぉ､篁とは何だか大違いだな。」
心外だなぁ…と苦笑いをする篁の
『ほ……』
秦広「ん？」
『本物の閻魔大王ーーーーっ？！』
そのでっかい声は秦広庁の外まで響いたという
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『失礼しました。』
少し顔を赤くしてAはぺこりとお辞儀をする
秦広「いやいや、よく言われるんだ。」
髭を撫でながら、気にしてないと言い張る秦広王
やはり初めて秦広王に会う者は、この人こそが閻魔大王なのだと思うようで
篁「Aさんは閻魔大王にお会いしていても、そう見えちゃうんですからね。もう仕方ないでしょう、秦広王。」
秦広「うむぅ……。」
腑に落ちない様子の秦広王だが、本来は篁がかつて地獄を行き来した際に現世で彫った閻魔大王像が元凶である
篁「私が彫った像が秦広王そっくりで。
現世にはその顔が、閻魔大王と伝わったのです。」
『要するに、篁さんが元凶ですね？
まったく何してるんですか、本当に。』
あはは〜…、と笑いながら怒られる篁じいさん
「まぁそれ、私も関与していることなので。」
ふと聞き覚えのある低音の声に、皆がそちらを向く
鬼灯「お久しぶりです、秦広王。」
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ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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KΛNΛ(プロフ) - Namiさん» 白澤と同じで東洋医学の研究してたはずなので、多分作ろうと思えば作れるのではと！ (7月25日 21時) (
レス) id: 69c8e0248c (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 鬼灯さん、薬膳作れるのかな…？😅 (7月25日 19時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
KΛNΛ(プロフ) - Namiさん» Namiさん、ありがとうございます( ߹ㅁ߹)やっと熱下がったので、頑張って書きますね！ (7月12日 13時) (レス) id: 69c8e0248c (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 夏風邪ですか…お大事に。鬼灯さんも待っててくれるはずですから。 (7月12日 10時) (レス) @page36 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KΛNΛ | 作成日時：2023年6月11日 14時
