❀15話 ページ17
見覚えのある地獄
六道珍皇寺の井戸を通ったわけでもなく、幽体離脱したわけでも死んだわけでもない
何故、ここに来ることになったのか
頭の上に"？"を浮かべながら、Aはとぽとぽと歩く
『何か…一人で来ると心細い。』
岩がごつごつしていて歩きにくく、四方八方には赤黒い山
遠くの方には針山らしきものも見える
しばらく道なりに歩いていくと、第一村人もとい第一獄卒発見
『あの〜、すみません。』
獄卒「ん？あぁ、新しい亡者か？」
『…そうなんですかねぇ？』
イマイチ自分の立ち位置が分からず変な応えになる
獄卒「自分が死んだのかくらい分からんのかねぇ…？」
『はぁ…。なんかすみません。
あの、ところで篁さんにお会いしたいのですが。』
"篁"の名を出したところで獄卒の顔色が変わる
獄卒「一介の亡者が会える人じゃないんだよ。
篁様と言えば、秦広王の第一補佐官じゃねぇか…。」
『そうですよねぇ。
ここにいる親戚が篁さんしか知らないもので。』
獄卒「………え。」
獄卒はAを置き去りにし、ダッシュでどこかへ向かっていってしまった
『えーーうそでしょ。置き去り?!』
と思ったらダッシュで戻ってきた
獄卒「マジすか！！篁様!!!!!」
横には篁が手を引かれて立っていた
『あ、篁さん！お久しぶりですね。』
篁「あれ？Aさん、どうしてここに……お亡くなりに？」
『それがよく分からなくて。気付いたらここに。』
獄卒は口をあんぐりさせて2人をみていた
篁「わかりました。じゃあ取り敢えず、鬼灯様に連絡しておきましょうかね？私共は血縁関係にはありますけど、地獄の規定には従わないといけないので。」
『ありがとうございます𑁍𓏸𓈒』
篁は相変わらずニコニコとAに話しかけてくれる
篁「そうだな、Aさんは一緒に秦広庁に行きましょう！鬼灯様が迎えに来たら話し合いをしますね♪」
『わかりました〜！篁さんがいて良かったです！』
遠い遠い存在ではあるが、おじいちゃん感が否めないAと孫感が否めない篁であった
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ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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KΛNΛ(プロフ) - Namiさん» 白澤と同じで東洋医学の研究してたはずなので、多分作ろうと思えば作れるのではと！ (7月25日 21時) (
レス) id: 69c8e0248c (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 鬼灯さん、薬膳作れるのかな…？😅 (7月25日 19時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
KΛNΛ(プロフ) - Namiさん» Namiさん、ありがとうございます( ߹ㅁ߹)やっと熱下がったので、頑張って書きますね！ (7月12日 13時) (レス) id: 69c8e0248c (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 夏風邪ですか…お大事に。鬼灯さんも待っててくれるはずですから。 (7月12日 10時) (レス) @page36 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KΛNΛ | 作成日時：2023年6月11日 14時
