❀9話 ページ11
＿＿＿＿＿現世・京都
『あの…』
鬼灯「はい、なんですか？」
『ここにあった角は何処へ？』
現世にくる間に鬼灯の額にあったはずの1本角が、何処へ消えたのか無くなっていた
さらに耳も普通の丸い輪郭になっている
鬼灯「あぁ、これは"ホモサピエンス擬態薬"の効果です。現世に比較的長い期間とどまるときに服用します。」
『本当に普通の人にしか見えないですね？』
まじまじとAが見つめると、鬼灯は少し目を逸らす
『あ、すみません！つい…』
鬼灯「いえ。……Aさん、まだ頭痛みますか？」
一瞬何のことか忘れていたが、そういえば金棒で普通にぶん殴られて気絶していたことを思い出す
『タンコブは出来てますけど、触らなければ大丈夫ですよ。』
鬼灯「一応病院に行きますか？」
『金棒でタンコブつくったと言ったら、脳神経外科に回されませんかね。』
クスッと笑って鬼灯の肩をぽんぽん叩く
『大丈夫ですよ、そんなに気を揉まなくても。』
2人は一旦Aの家へ向かうことにした
＿＿＿＿Aの家
京都の景観を守りつつ建てられた、普通の学生マンション
鬼灯「大学生で結構立派なマンションにお住みですね。」
『大学以外の時間は家庭教師をしているので、少し奮発しました！』
ふむふむと納得し、やはり篁のような頭脳を持っているのだとAを見て頷く
鬼灯「死んだら地獄で働いてくれると助かります。」
『私まだ死ぬ予定ないんですけど。』
鬼灯「いつどの様になるか分かりませんから、その時は是非とも閻魔庁で働いてください。」
食い気味にAを地獄就職へ誘うのを、苦笑いで流した
ガチャ…
『狭いですけど、どうぞ。』
鬼灯「お邪魔します。」
あまり女の子チックな部屋ではなく、ナチュラルな部屋だ
入ってすぐ、シューズ棚と思われる場所の上にこじんまりとした水槽がある
そこが視界に入ると同時に、
鬼灯「ﾊｯ…!!金魚ですね！素晴らしいっ！」
と声を上げて絶賛される金魚たち
『金魚を飼って褒められたの初めてです(笑)』
鬼灯「
奇遇ですね、私も金魚飼っているんですよ。」
強面の鬼灯との共通点があり、少し嬉しくなったA
興味本位で聞いた
『へぇ！どのくらいの大きさなんですか？』
鬼灯「最近は3メートルを越しましたね。」
『え……、それ金魚ですか？』
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ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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KΛNΛ(プロフ) - Namiさん» 白澤と同じで東洋医学の研究してたはずなので、多分作ろうと思えば作れるのではと！ (7月25日 21時) (
レス) id: 69c8e0248c (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 鬼灯さん、薬膳作れるのかな…？😅 (7月25日 19時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
KΛNΛ(プロフ) - Namiさん» Namiさん、ありがとうございます( ߹ㅁ߹)やっと熱下がったので、頑張って書きますね！ (7月12日 13時) (レス) id: 69c8e0248c (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 夏風邪ですか…お大事に。鬼灯さんも待っててくれるはずですから。 (7月12日 10時) (レス) @page36 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KΛNΛ | 作成日時：2023年6月11日 14時
