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第57話 誤解 ページ9

松『どうしたら泣き止んでくれる?』


彼は、私を見て
苦しそうにつぶやく、




安心したい。


私は一静の彼女だ、っていう


確かな安心がほしい。



私は泣いているからか、情緒不安定で

勢いに任せて喋ってしまった



貴『ぎゅってして欲しい、安心がほしいの
私、めんどくさいし、がさつだから、いっせ』


のこと、、その先を言おうとしたら

彼は私の止まらない涙を
チロっとだした舌で

舐めた。


私はいきなりの事でびっくりして
離れようとすると


彼は、逃すものかと、席から立って
ぎゅっと抱きしめる



松『それ以上は禁止、滅多に言わないだろ
抱きしめて欲しいなんて、ましてやお前さんからの
頼み事ならどんなにお前さんが嫌がってもするからな』


と、優しく抱きしめてくる彼。

やだ、



貴『私、子供っぽいよ、いやだよ』


松『俺からしたら、いつもこのぐらい
甘えてきてほしいんですけど、』


子供ぽっくて

いいじゃないか、と彼は
私をより強く抱きしめてくる、



松『全部聞かせて、Aの中々言わない
頼み事』



頼ってほしい、そう

前に彼は言っていた。




私の家の前ら辺で


言ってしまえば
楽になる。


でも、私が何よりも恐れたのは
それを言ってしまえば

彼は私をどう思うのか、



私が頼み事を言ってしまえば彼は
私をめんどくさいと思うのじゃないか、

なんて



貴『わたしは、』


松『Aのことを全部教えてくれって
頼んでるわけじゃない、ただ
Aに甘えてほしいだけなんだ』


彼は、少し力を弱めて
わたしと目を合わせる


構って欲しいかったの、


私のことを見て欲しかったの



貴『一静と喋りたかった、構って欲しかった
あの後輩の子が羨ましかった、私は一静の彼女なのに、私をみてほしかった』


私はつらつらと
本音があふれる



口から自然にでてくる
私の、言葉は


とめどなく、彼への頼み事をこぼす



一静は、だまったまま


私の目を見て



貴『嫉妬したよ、私のこと構ってくれないんだもの
もっと私を優先して、なんて考えちゃったりもしためんどくさいよね、ごめ』





ん、

そう謝ろうとした時


彼は私に顔を近づけて


チュッと優しくリップ音が響く



松『全然めんどくさくないけど?ってゆうか
もっと言って欲しいんだけど、お前さんが
嫉妬した分たくさんキスしてあげたい』



構ってあげたいよ、と

そんな優しい目を

向けられたら困るじゃないか、、



一静は、私にまたキスをおとす

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作者名:カレーライス将軍 | 作成日時:2018年9月6日 23時

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