がさつな彼女は松川の彼女

第35話 恋心 ページ36

と、私が突っぱねたはずなのに



怒りもせずに
私に優しく話しかける




彼に、



ボロボロ、あるれてくる
涙。



彼は、ずっと、




松『うんうん、辛かったな、』



って、優しく話しかける



いや、お願い






優しくしないで、



優しくしないで





1人にさせて、




いや、違う、


本当は




貴『お願いっ、そばにいてっ、、』



なんて、わがままを


頭より先に口が動くように
本音がでる。



松『あぁ、大丈夫、ここにいるよ、』




それから、




私が

やっと、泣き止んだとき、





彼が



松『友達、焦りながらな、
俺に、椛さんのこと様子見てきてって、』



自分では、役不足だ、って


と話す、
あぁ、持つべきものは友だな、
と思った、私のために、



松『泣いてる理由は、分かんないけど
泣き止んだみたいだな、良かった』



と、優しく微笑む彼



私は、泣きすぎて


こくこく、としか


うなづけなかった。



松『椛さん、』




と、彼が私の名を


優しく呼ぶ、




貴『……………？』




彼の方を見ると


松『笑って、』



と、




私は、戸惑って


オロオロしてると、



松『にー、って、な？』



と、口角を上げるように
人差し指を口角にあてて



笑う彼、



私は、そんな事


彼が性格的に


すると思ってなくて



貴『ぷっ、ふふ、はははっ、』



笑ってしまった





松『やっーと、笑ったネ、』



私の目を見て


にししっと、笑う彼は



松『俺と話すとき、少し緊張してる感じ
あって、あんま笑ってくれなかったから、



やっぱ、笑顔が1番ですヨ』




笑顔が1番、




と彼に言われたときに



胸が、ドクドクと



高鳴ったのを感じた、





笑顔が1番なんて



言われた事なかった、





胸が高鳴った瞬間に



頰に赤みが



ますのがすぐに分かって



気づいてしまうと



もっと恥ずかしくなって



顔が赤くなる、




松『………！そ、そろそろ
か、帰ろうか、家、帰れる？』



と、少し戸惑っている


風に聞こえたが



私は顔が赤くて


彼の顔なんて





見れるはずなく



私は




貴『う、うん、帰る、』



と、ぎこちなく


返事をして



2人で靴箱まで歩いていった、




そして、

彼が、じゃあ、と別れようとする時


私は、



お礼を言いたくて



彼が、少し離れた所に


いた時




貴『あのっ、、、




ありがとう！！！』


と、



笑顔が1番、と



また、褒められるように
わらって

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