がさつな彼女は松川の彼女

第6話 レモン味 〜松川side〜 ページ7

よく、女子に言われるのが






『松川くんって、手を出すの速そうだよね』









この言葉。
女子たちは、冗談半分なんだろうけど


結構傷つく、なんか、俺が
女を取っ替え引っ替えしてるみたいで









キスだって、まだ1度もした事ない、









今日はなんか憂鬱な気がした、




そして、今日の昼休み彼奴から
俺の所に来てくれて



内心ガッツポーズをとりながらも
頑張って平常心を保った









しかし、朝練の事を思い出す。









及『まっつん！昼休み、少し話しがあるんだけど
いいかな？』








と及川から昼休みに何もないか
聞かれた、俺は









松『え、ヤダ』



即答したけど
及川がずっと周りでうるさかったから






結局行く事になった









松『スマン、及川に呼ばれた』




貴重な時間を割かれた、
少し寂しそうな顔をしながらも



わかった、と言われ



俺は及川の所に足を進めた。









すると、及川は廊下で待っていた、








及『やっほー！』



と手をヒラヒラと振る、








松『で、話しって？』









と言うと及川は行成






及『まっつんって
キスした事ある？』







唐突過ぎる質問に俺は
口を開けて




何が言いたいのか、こいつは








松『は、何、どういう……』





及『Aちゃんとした事あるの？キス？』



と、もう一度問われる。
思い出せば入学式のあの日皆んなで帰っていた時
及川の自慢話に彼奴か面倒くさそうな顔をみて



悲しそうな目をしてた、







もしかして、及川____________



及『い____________お＿________』





及『まっつん！聞いてるー！俺の話！』



松『あ？あ、あぁ、えー、と
キスの話だよな、……した事ないよ、
ほら、彼奴とそうゆう雰囲気になんねぇし』



と答えれば、及川はニヤ〜と笑い

及『へぇ、した事ないんだ、ふーん』



と言った

詳しく聞き出そうと思ったが
昼休みが終わりそうな為
俺は自分の教室へと急いだ




及『へぇ、した事ないんだ、ふーん』




この言葉が頭から離れず
昼休みの後の授業からイラついてばっかだった。

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