がさつな彼女は松川の彼女

第21話 大王様と王様 ページ22

あったー！


よかった、



私は鞄の中に小説をいれて
鍵をしめる



職員室に鍵を返して


荷物が少し多いが私は、

さっ、帰ろう、と靴をはいて
学校の玄関をでると




岩『よー、待ってたぞ』

花『一緒、帰ろうぜ！』

及『良かったー、まだ帰ってなくてー』



びっくりした、何でみんな
いるの、って


バレー部の人と帰らないの、って



質問したいことがたくさん思い浮かぶ





混乱した私に
すっと持っていたものが軽くなる



松『帰るべ、A、』


と、優しく笑う

貴『……うん！』



やっぱ、みんなといると
楽しい、


質問したいこと、たくさんあったのに
すーって消えちゃうんだもん、



ありがと、みんな、待っててくれて、


この言葉、言わなくちゃね、



貴『ありがと、みんな、待っててくれて』


及『あっ、当たり前で、でしょー！』

と、少し顔が赤い及川と


岩『おう、持ってる物重そーだな、
持つぞ？』


ってカッコいい岩ちゃん、


花『あ、じゃぁー、空いた手は
俺と繋いどこーぜ！』


と、悪戯に、笑う花巻


松『あ、いいですー、それは全部
俺がするのでー、岩泉クンもー、』


って私の手を恋人繋ぎにして
見せつける一静



花巻が
この、リア充めっ！

って怒ってたけど


一静は自慢気な顔してた、


及『………』

岩『？おい、どうしたクソ川』


及『え？何んでもないよ？えっ、
何、岩ちゃんっつつ！！
及川さんのこと心配してっ！！』



岩『潰されたいのか、』


及『』


あそこは、何話てるのか分からなかったけど
及川が、岩ちゃんを怒らせたの
だけはわかった、





そして、帰っていると、分かれ道、
私の家は左だけど


私以外のみんなは右、



楽しい時間はすぐ終わるとのはこの事か、



貴『一静、ありがと、荷物』


と、私は手を差し出して
彼から荷物をもらおうとすると


松『3人とも、先、帰っといてー
俺、こいつを送って帰るー、』


と、言った、
え、と頭が真っ白になる



花『このやろー、最後まで送ってけよ！』


と、3人は笑いながら
手を振る


私は呆然としすぎて
手を振りっぱなしだった、




一静と2人、


私は


貴『も、もう、遅いし、危ないよ、』


と、彼に言うと


松『それは、お前さんのことです』


ってデコピンを優しくされる、

彼は

松『でもさ、弁当とか買ってるけど、
親は？』


私は、彼に
親が出張でいない事を明かしていない、
心配されたくないから、


私は、


彼に

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