Secret Love (ページ25)

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『ありがとね、紗来』

紗来に服を選んでもらい、そのままファミレスへ向かう私たち。

「そっか～、Aもついに恋したのね」

『いや、まだ好きとかじゃなくて…気になってるだけ！』

「素直になりなさいよ～」

ニコニコしながら私の肩をバシバシ叩く。

「で、どんな人なの？脈アリなの？」

『私は好きっていうか…気になってるだけなんだけど、向こうには一目惚れとか言われたんだよ？』

「うわ、チャラいね～笑」

ごめん、勇太。

『でもさ、優しくて大人な感じでさ、頼りがいありそうなんだよね。…色気すごいし、ちょっとドキドキしちゃった。』

「付き合わないの？」

『うーん。私自信ないし、まださ、自分の気持ちハッキリしてないからその気にはなれないかな。
…彼氏出来たことないし、どうしたらいいかわかんないの。』

「付き合うときはちゃんと考えなよ？この先のこととかもあるしね」

『うん、ありがとう。』

まだ君のことがわからないから、ちゃんと仲良くなって君のことを沢山知りたい。

だからもう少し時間をかけさせてくれるかな。