Secret Love (ページ20)

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『じゃあアイスティーで』

私は今、神宮寺くんとカフェにきている…

『…』

やっぱり綺麗な顔がこんなに近くにあると

緊張して言葉も出ない。

そんな沈黙の空気を破ってくれたのは君。

「てか、急にごめんね？」

『あ…いや…』

「会えて嬉しいよ、またこうやって」

『…え…なんで…？』

「また会いたいって思ってたんだ。んー、一目惚れ？って言うのかな」

そう言って余裕そうにニコニコ笑う君。

君の考えてること…全く読めない。

『一目惚れって…何言ってるんですか！笑
まだ出会ったばかりじゃないですか！』

思わず笑ってしまう。

「まあそうだけどね？ってわけで
連絡先交換しよっか！」

何を言ってるんだ…この人。

めちゃくちゃじゃん…

『私、神宮寺くんのこと全然わかんないし…あなたアイドルですよね…』

いくら親が芸能人であろうが私は一般人。

親が芸能人ってことは誰も知らない。

「だーかーら、まずは友達になろうってこと！その為の連絡先交換！アイドルは関係ない！まずは友達ね？」

そう言って無理矢理連絡先を交換。

『もー…』

「いいじゃんいいじゃん！俺のファンでしょ？」

『チャラいですね笑』

「君が気になるからだよ？」

そう余裕そうに笑うんだから。

何考えてるのかさっぱり分からないよ。」