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重たい瞼をゆっくり開いて状況を把握する。

飲み会の後半の記憶ほとんどない、、。



整理された綺麗な寝室、

真っ白いシーツ、ここはたぶんなべの家。



寝落ちしたパターンだよね私。

なべ、酔っ払いの介抱とか本当嫌がるから

怒ってないといいけど。



今日が休みで良かった。

仕事だったら完璧遅刻だ。



重い頭を起こして寝室からリビングに続くドアを開ける。





『 なべ〜、ほんとごめん、酔いすぎ………た 』



ん?とテレビを見ていたなべが振り向いた。


シャワーを浴びたのか上裸のなべが。




「 やっと起きた? 」


『 ほんっとにごめん、怒ってない? 』


「 昨日のお前だいぶダルかった 」


『 だよねーーー何にも覚えてないけど想像できる 』


「 お前がベッドで寝るから、俺ソファで寒いし 」



なべは髪の毛をタオルで拭きながら

ぐちぐちと文句を言っている。



『 だからごめんって、てか普通に私の隣で寝ればよかったのにダブルベッドだし 』


「 は?アホか 」





何故か、少しキレ気味ななべ。

なんか私酔ってる時に言っちゃったかな。

まあいっか、そのうち機嫌もなおるだろうし。





『 あ、なべ、水貰ってい? 』


「 ダメって言っても飲むだろ 」


『 まあね〜 』





冷蔵庫を開き、水の入ったペットボトルを取り出して

蓋を開けて飲む。

二日酔いの日に飲む水って何でこんな美味しく感じるんだろうなんて考えながら。




「 あ、俺も飲む 」



振り向くとなべが俺もと手を差し出していた。


なべにペットボトルを手渡す。




『 なべさ、最近ごつくなったよね 』


「 照とジム行ってるからじゃね? 」


『 へー鍛えてんだ、ちょっと触らせて 』





最近、肩幅広くなったなーなんて思ってたところ。


なべの割れた腹筋に手を伸ばす。









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美紀(プロフ) - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年1月20日 9時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:大福 | 作成日時:2021年1月17日 1時

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