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第15話 ページ16

黒尾side


俺は油断していた。
いくら研磨と同じクラスにいるからっていつでも会えるわけじゃない。それに…

「2年に転校してきた子可愛かったなぁ。」
「この間落とし物拾ってあげたらニコッと笑いながらありがとうって言われてズキュン!ってなったぜ…」
「はぁ!?羨ましい!」

「先輩からも狙われてるって噂だぜ?」
「そりゃあ狙うだろ!」
「俺じゃ無理だわ〜」

そんな会話をよく耳にする。
狙うのも分かるし、あの笑顔にヤられる男は多いはず。
いや、この俺もなんだが…

黒「はぁぁぁぁぁ……」

夜「おい黒尾、どうしたよ…らしくねぇけど。」

黒「やっくん…俺ってヘタレなのか?」

夜「……はっ?」

屋上で会ってからここ数日はからっきし…もう金曜日だぜ…

夜「しっかりしろよ?GWは烏野と練習試合なんだからな?」

黒「わーってるよー」

そうだ、このまま連休に入ったら本当に会えないままだ…
俺は「好き」とかそういうんじゃなく…可愛いからつい…ってだけで………
いや、これを好きというのか??

黒「そうなのか!?(ガタッ)」

夜「ぅお!?」

違う…Aちゃんは命の恩人だ。
あの時助けてくれなかったら、トラックに轢かれて下手したら死んでたかもしれない。
大切にしたくなるのは当然だ。

黒「ブツブツブツ…」

夜「何なんだ一体…」





カタン…




『あのーすみません…こちらに黒尾先輩は、いらっしゃいますか?』

「黒尾?いるよーちょっと待ってね。黒尾ー!!」

黒「ふぁい!?」

夜「なんつー声…」

「可愛らしい子が呼んでますよ〜♪」

扉の方を見れば…

『黒尾先輩!』












なんてこった!!心の準備がっっ!!

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設定タグ:黒尾鉄朗 , 音駒 , ハイキュー!!   
作品ジャンル:アニメ
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極東華梛魏(プロフ) - みるくさん» みるく様 ありがとうございます!嬉しいお言葉感謝です🙌 (2022年2月27日 10時) (レス) id: e283a3dbc4 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 最高でした😭😭 (2022年2月26日 21時) (レス) @page50 id: ec7e47412c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:極東華梛魏 | 作成日時:2022年2月6日 18時

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