第47話 ページ4
西谷side
土曜日の色んなモヤモヤが消えないまま月曜日を迎えた。なんだかスッキリしない。
西「すっげぇ暗い…」
月曜日から雨なんてついてない。学校が家から近くてよかった。
西「ふぁ〜〜〜ぁ…」
ちゃんと寝た筈なのに気持ちがスッキリしないから欠伸の連発。期末テストまであと一週間。もう授業は寝られない。せっかく夜月さんに教えてもらっているんだし気合い入れねぇとな。
菅「よ〜西谷!おはよ。」
西「スガさん!はざっす!」
菅「ん?なんだ西谷、寝てないのか?」
西「いや、ちゃんと寝たん…スけど〜…」
菅「なんだよ〜含みある言い方だな。」
西「……」
菅「西谷にも悩み事って、あるんだな。」
スガさんは鋭い。俺が何も言わなくてもなんとなく察して、でも深くは追及しない。
空気の読める人というか、母親みたいなスガさんは部員からの信頼も厚い。
菅「あ、日向だ。…っと、誰だ?」
西「…?」
菅「うわっすげぇ美人!清水より破壊力あるわ。あんな美人いたっけ?」
西「っ!」
学校に着いて下駄箱のところで翔陽と、なぜか夜月さんが一緒にいた。
そこで2人は分かれたけど…何でだ?
俺のモヤモヤが、濃くなった。
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作者名:極東華梛魏 | 作成日時:2021年8月2日 20時