第46話 ページ3
日向side
朝起きたら雨が降っていた。流石にこの雨じゃ自転車で学校行けない…月曜日から雨だなんて嫌な感じだな〜と思いつつ、
日「いってきま〜す!」
いつもより早く家を出た。
雨は嫌いだ。ズボンも靴も鞄も濡れるしいいことない!
おまけにテスト前だからって朝早く体育館に入るのを禁止されてすっげ〜モヤモヤする!ボール触りたいのにぃ!
そう思いながら歩いていたらノヤさんや田中先輩たちが言ってた超絶美人の夜月さんが前を歩いていた。
日「雨で嫌だったけど、ついてるかも〜!?」
この間はなんとなく声を掛けづらかったから今日こそ!
日「あ、ああああの!夜月さん…ですよね!?」
『…?』
振り向いた夜月さん…うわぁめっちゃくちゃ美人んんんんん!!!!
日「あ、す…すみません突然!俺、1年でバレー部の日向翔陽って言います!」
変な人だと怪しまれないようにとりあえず自己紹介したけど、分かる…かな?
『西谷君や田中君の…』
日「そうです!!ノヤさんや田中先輩から夜月さんの事聞いてまして…」
よかった〜!先輩たちのお陰で怪しまれずに済んだ…いや、でも周りの俺への視線がすげぇ痛い…
日「この間、屋上にいるの見掛けたんスけど、その、声掛けられなくて…えっと〜…」
『それでわざわざ、今日声掛けてくれたの?』
日「ひっ…あ、え、いや〜その〜…」
なんか、哀しそうな顔してた、なんて言えないし俺の勘違いってこともあるし…なんて言おう…
『…とりあえず、一緒に行こうか。』
日「えっ!で、あ、っと、お…っ、、、お願いします!!」
やった…夜月さんから声掛けてくれるだなんて…!
俺は思わずお辞儀をした。
何を話すとかじゃなくて、バレーの楽しさとか田中先輩のスパイクの凄さ、ノヤさんのローリングサンダーのかっこよさとにかく伝えた。黙って頷きながら聞いてくれる夜月さんもやっぱ美人!
そうこうしてるうちに学校についてそれぞれの教室に向かった。
日「ありがとうございました!」
雨の日も、なんか悪くないかも!
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作者名:極東華梛魏 | 作成日時:2021年8月2日 20時