第56話 ページ13
影山side
影「…………」
なんなんだ、今の…。日向が弾いた強烈なボールを直視せずに返した…だと?
俺はしばらく呆然としていた。
影「おい日向!!あれは誰だ!?なぜお前のボールを…」
日「に、2年の夜月さんっていう噂の美人だよ。この間俺が朝一緒に登校した…」
みんなが美人だと噂してた、編入生か。さすがの俺でも聞いたことはあった。けど…
影「あんなの、普通の人が返せるボールじゃなかったのに…なんなんだ?」
日「…俺も、わかんねぇ。」
バレーをやっていたのか。にしても普通に反応できるもんじゃねぇ。俺だって取れるかどうかのボールを簡単に。
日「…謎が多いっていう噂もあるらしいけど、ほんとにそうかも…」
影「謎ってなんだよ…お前この間話したんだろ?そん時どうだった?」
日「いや、別に普通だったけどよ。自分の話ししてなかったし。」
日向の事だからどうせバレーの話ししかしてなかったんだろう。
影「少し、気になるな…」
日「え!!影山が夜月さんのことを…ま、まさか!?」
影「ち、違ぇよそういう意味じゃねぇボゲェ!!!」
澤「お前ら!!さっさとコートに戻れ!!!」
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作者名:極東華梛魏 | 作成日時:2021年8月2日 20時