ドロップ 2 (ページ5)

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story4(Je) ページ5

《大っ嫌い！さようなら！》

一体どれだけの女からこの言葉を何回聞いただろうか。
もう数えてられない。

正直俺は女性に対してドライな気がする。
彼女たちはまぁ俺の顔見るなり頬を赤らめて追いかけて

《付き合ってください》

なんて言う。
そして付き合ったかと思えば沢山何かを求めてくる、正直疲れてしまう。
そんなに何かして欲しいの？どうすればいい訳？好きでもないのにさ、ただ俺の顔が良かっただけでしょ？
うざったい、

はぁ...これで1,2,3,,,,,,

6人目かぁ
あーーーマジ疲れる、疲れた。

ある日また女性からお呼びが。
これで7人目？

見てみると今まで見てきた女とはどこか違うような気もする。

『あの、よかったら御付き合いしてもらいたいんですが....』

うーん、やっぱり何か違う、最初から何か違う。でもきっとこの人も前の彼女達みたいに何か求めてくるんだろう、

Je「うん、いいよ、」

そう言うと、

『ありがとう、じゃぁ私はこれで、』

え？いや、これで終わって帰るの？
ちょっと待ってよ？なんで帰るわけ？

『え？あの、OK貰えたのでそれでいいかなと思って、ジェノさんだってこの後自分の用事あるよね？』

彼女は(あ、Aさん)前の彼女達みたいにいちいち着いてこないしベタベタくっついてこない、一緒にいるのはお弁当の時くらい。
帰りは時々バラバラ
休日も一緒に居ようとは言わず

『一緒に居たいと思った時にだけ』

と本当に一緒に居たいときだけ一緒に居る

なんだろこの感じ....
今までに感じたことの無い感じ....

居心地はいいんだけど....
Aのことがますます気になる....