ドロップ (ページ9)

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story5(Ta) ページ9

Ta「やり直し、これで何回目ですか？」

『、、、申し訳ありません』

この会社に務めてもう7年目
今年は特に調子が悪くって
何回もミスを指摘される
いつもはこんなにミスしないんだよ？
だけどあのテイル部長が来てから指摘される事が多くなった

、、、きっと私が気に入らないんだな

『はぁ、、、なんで私ばっかり』

「まぁまぁ、私も手伝ってあげるからさ」

そう言う同期のミナ

『いいなぁ、ミナは部長に気に入られて』

「そぉ？でもさ気に入られるの問題なの？」

やっと4回目でOKがもらえて残業せずに帰れると思ったら、、、

「Aさん、悪いんだけどこれやってもらえるかな？急な打ち合わせが入っちゃって！」

課長にそう言われて仕事を押し付けられてしまった、、、
なんだよ！！残業しないで帰れると思ったのに、、、、

『、、、終わらん』

押し付けられた仕事が以外にも量が多くて手こずってしまった

『どーすんのよもぅ、、、』

だが文句言ってもしょうがない
文句言ってたら時間の無駄だわ
よし、早く終わらせよう

Ta「、、、こんな遅くまでなにしてんの」

『へ？ぁ、、、テイル部長』

そこには居ないはずのテイル部長が
ネクタイを外して第1ボタンが外れていて
ラフな感じになっていた

『見ての通り仕事が残っているので、、、』

Ta「、、、手伝ってやるよ」

『いや、大丈夫です、もうすぐ終わるので部長はお帰りください』

Ta「遠慮するな、手伝うから」

そう言われてテイル部長は残った仕事を手伝ってくれた

『ありがとうございました』

Ta「ん、ほらコーヒーで大丈夫か？」

そう言われ買ってきてくれた缶コーヒーを受け取る

気まずい、、、
なんとも気まずい、、、

気まずい空気が流れる中言葉を発したのはテイル部長だった