ドロップ (ページ25)

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story13（Ty）ページ25

『、、、開かん、、、』

開かない扉をどう開けるか考えてる私。
え？どこにいるのって？
薄暗い倉庫の中です。

先輩に倉庫に探し物をするように頼まれて行って目当てのものを探していたら鍵を閉められちゃったわけですよ。

《調子のってんじゃないわよ、せいぜいその中で過ごすといいわよ》

なんて先輩の声が聞こえたもんだから
私騙されたわけですよ。
理由は分かる。
同じ部署の男性先輩とお付き合いしてることが原因。付き合ってる先輩はとにかく顔がかっこよくて、先輩を狙ってる女子はわんさかいるわけですよ。で、私とお付き合いしたことで狙ってた女子たちが私に痛い視線を向けるわけですよ。

あーあ、でもまぁ、このくらいでくよくよしませんよ私。
とりあえず誰か来るのを待つしかない。
スマホは最悪なことに圏外。

まぁ地下だしね。

1時間後、、、、

来ない、誰も来ない、、、、

『はぁ、、、、まぁまだ1時間だしねぇ、でもいい加減私がいないことに誰か気づくでしょ』

2時間後、、、、

おい！！！誰か気づけや！！
はぁ、、、
どーしよ、、、

ここで大声出しても地下だし気づきゃしない。
しょうがない、とにかく待ち続けるしかない。

5時間後

？「、、、ヌナ？ヌナいるの？返事して！」

ん、、、？？あれ？誰か呼んでる？
いつの間にかウトウトしちゃって、、、

てか寒っ！！！！
それより誰か気づいたみたい。

『あの！！居ます！！！』

？「居た！！ドヨン鍵ちょうだい！！」
Dy「はい！」

ガチャっと音がして扉が開いた

？「Aヌナ！！大丈夫！！？？」

『、、、テヨンくん？』

声の正体はテヨンくんだった。
なんでテヨンくん？

Dy「良かったぁ、、、体大丈夫ですか？？」

『うん、、、ちょっと寒いだけだけど平気』

Dy「ヒョン、僕マネージャーに伝えてきます」
Ty「うん」

『なんでわかったんですか？』

話を聞くとどうやら先輩が誇らしげに事務所で私のことを倉庫に閉じ込めたことを話していたらしくて、マネージャーのところに行こうとテヨンくんが事務所に入ったらしいんだけどその話を聞いたらしくて先輩を問い詰めてここにたどり着いた、、、ということらしい。
先輩もアホだ←

Ty「これ、上着着てください」

『ありがとう、、、』

それからはしばらくの沈黙が流れた