ドロップ (ページ18)

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ヘチャンに言われて部屋の中に入るけど
私はメンバーの部屋に入る事なんてほとんどない
リビングだけだからちょっとドキドキした
まぁ、、、綺麗にはしてるよね、うん

Ha「ヌナ、わがまま言ってもいい？」

『え、ちょっとそれは、、、』

Ha「まだ何も言ってません」

いや、別に変な想像はしてませんよ？
はい、してませんとも

Ha「ねぇヌナ？いつまでこんな状況が続くと思います？」

まぁそうだよね
毎日スケジュールが詰まっていて睡魔に襲われながらもペンの前では笑顔で
ましてやヘチャンは特にそうなんだけどやんちゃというか、ムードメーカーみたいなイメージがあるから崩さないようにってなると
サセンが来て迷惑されるとってなると辛い

Ha「僕だって人間だよ？限界だってある、、、」

『うん、私だって迷惑してるよ、皆同じだと思うけど』

Ha「ぎゅぅってさせて欲しいです」

『ぎゅぅして欲しいじゃないんだね、』

そう言ってヘチャンは後ろから私をぎゅっと抱きしめた
、、、痛い

Ha「Aヌナ、いい香り、好き、」

私の首に顔を埋めてくる彼
それは、とてもくすぐったい

『もういい？』

Ha「えーーー、いいじゃないですかぁ」

『はいおしまい、明日もバリバリ働いてもらいますよー』

Ha「ちぇっ、」

アイドルである以上どんなに嫌なことがあっても耐えなくてはいけないことがたくさんある

だけどその分幸せなことも待っている
きっと辛かった事がいつかなにかの形で幸せとして返って来ることを願っているかもしれない
きっと辛くてもそれでも彼たちはきっとこういうと思う

「アイドルになれて幸せだ」

そういうに違いないと思う

Fin.....