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story11(Dy)※ ページ23
薄暗い部屋の中
朝なのか夜なのかも分からなくて時計すら置いていない部屋に私は1人ベッドの上に横たわっている
どうして私ここにいるんだろう
もうここにいる理由が分からなくなっている
いつだっただろうか、、、
遡ってもほんのわずかの記憶しかない
彼の笑顔はとても素敵だった
彼の歌声はとても癒される
そんな彼に惹かれた私
でも、、、、
全部嘘だった
もちろん今でも微笑んでくれるし優しい声も好き
でもそんな微笑みも優しい声もとても恐怖に感じる
Dy『、、、A?起きた？ほらご飯だよ』
彼はいつもこうやってご飯を持ってきてくれる
左手は切っても切れない鎖で繋がれてる
でも自由はきく
Dy「美味しい？ふふ、なんか今日は元気ないね？」
そう言って彼の手が私の頬を撫でる
彼の手がとても暖かい
Dy「全部食べ終えたね、さぁA、今日はこれ飲んで」
そう言って渡された水と錠剤
分かってる
だけど抵抗すれば彼の機嫌は最悪になる
だから飲むしかない
Dy「効いてきたかな？A愛してるよ、、、」
身体中が熱くなって彼を求めてる
彼に答えるように彼に身を任せる
彼の歪んだ愛は私には逆らえないんだ
もう私の身体も彼しか求めてない、、、、
Fin.....
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作者名：ぺんぎん | 作成日時：2020年10月1日 11時
