【文スト】【短編集】貴方と私

無表情で敵を撃ってみた:黒バイ様request ページ9

黒バイ様リクエストです


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中島敦
「……A…さ…ん……?」
何時もあんなに可憐で優しい貴方が表情を無くして目の前に居た敵を撃つ。信じられない、いや、信じたくなかったんです。貴方はそんな人じゃ無いと。





太宰治
「……んー………Aちゃん、大丈夫?」
昔の自分に重ねてしまったのでしょうか。
最初は貴方が手を汚した事を気に掛けますが、貴方に表情が無かったので、何時も通りに接します。





芥川龍之介
「……A。行くぞ…」
幾らマフィアだからといっても愛おしい貴方が人を撃った事を気にしない彼では有りません。表情からは伝わりにくいかもしれませんが、彼なりに悩んでいるんですよ?





中原中也
「…!…A!!平気か?此方は終わった!…よし、じゃあ行くぞ」
貴方が人を殺める事は嫌じゃないと云ったら嘘でしょう。それでも之が仕事。仕方ないと云い聞かせて何時も通り接します。





国木田独歩
「なっ?!A!?……大…丈夫、なの…か?」
理想の高い彼の愛する貴方が目の前で何も思わずに人を殺した。彼は何を思うでしょうか。貴方は本当に大丈夫ですか?





澁澤龍彦
「…うむ……片付けはやっておく。帰る支度をしておいてくれ」
人を殺める事に何も思わない彼は、貴方が人を殺める事について多少の嫌気もある様ですがそれ程気にしません。貴方は何を思っていましたか?


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