私が片思いしてる君はすぐ側にいました4【名探偵コナン】

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ドサッ


ふかふかのベッドに顔をダイブさせる

さすが鈴木財閥の娘、超高級ホテルで眠れるなんて感謝しないとな

キッドと同じ部屋なのは気に食わないが




海里『てゆか、みんなどこいったのよ』

こんな幼い少女をぼっちにしてひどい





・

さっき

宝石を見終わった私たちは日も沈んできたことだし一旦ホテルに移動した

私とコナンくんは寝床がないため、おっちゃん達に見つからないようにこっそりキッドの部屋にお邪魔したんだけど


私がトイレに入っている間にキッドは留守に

コナン｢じゃあ、ちょっと用事あるから先に寝といてくれ｣


海里『ええ、トランプで遊ぶんじゃないの？』

私が出てきたのを見計らって博士が作った道具を装着している彼

マジックしようとトイレの中で仕込んでたのに…



コナン｢すぐ戻ってくるからよ
…そのマジックは見飽きたし(ボソッ｣


海里『嘘つき
じゃあいいもん、キッドに見てもらうんだから』


コナン｢へいへい、｣

いつものように私の頭をポンポンと撫で


じゃあな、と部屋から出ていった


・



窓の外を眺め暇を持て余すが心は晴れない

用事ってどうせキッドのもとに行ったんでしょ
そういえばいいのに
どこまでも秘密主義なんだから




海里『そういえば、キッドあのペンダント着けてたよな』


あれは紛れもなく彼のものだけど、どういう心情であれを私から盗ったのだろう

私がぶら下げてる時点で誰でも怪しむよね
でも何も言ってこない

そういうのが逆に怖いんだ



ってことは何かを察してるのか？
私が子供ではないことを知っていたみたいだし




海里『あーもう！』

どいつもこいつも私を悩ませる奴らばっかり


あとで聞いてやる

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