服部平次の妹は前世の記憶を持っています。2

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平次「んで？このおっちゃんの身元は分かったんか？」

高木刑事「いや、身元が分かるようなものは何も所持していなくて」

目暮警部「手がかりになりそうな携帯電話は水没してたしな」

じゃあもうダメじゃん
この人が誰なのかも分からないってことでしょ？

キャメル捜査官は死体の2つ隣に入っていて
そのときに声が聞こえたらしくて
「いくら幼馴染みでもそんな頼みは聞けない
阿部さんに毒をもって殺したのは自分だ
だったら自分は責任をとるしかない」
と言っていたらしい

キャメル捜査官「そしたら急にうめき声がして、慌ててトイレから出てみたらこの状況に」
それは自分で死んだと思うのが妥当だろう
私だったらこんな汚いところで死なないけどな

平次「その声、ホンマにこのおっちゃんの声やったんか？」

キャメル捜査官「この人は私の正面の席で、割と大きな声で注文してたから」
間違いないってことだな

でもそんなおっきい声出してた人が自分で死ぬかな？
人間が考えてることは未知だな


高木刑事「でも、その阿部って人が毒殺した事件が東京じゃあ見つからなくて
今他県で起きた事件だと思って調べてもらっている最中で」

キャメル捜査官「その阿部って人、この死んだ人とかなり親しい間柄だと思いますよ
名前をちゃん付けで呼んでましたから」

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