※番外編 （恋人設定） ページ9
今日はクリスマスなので、勝己と一緒にデートする……予定なんだけどなぁ
いくら待っても全然来ない
え、忘れられた？オレ、ちゃんとこの場所に12時でって言ったよな？
近くの時計で時間を確認してみると針は12:38を指していた
寝坊したか？と思い、電話をかけてみるものの一向に出ない
どうしたんだ？敵にでも襲われたか？ちょっとした不安に駆られる
もう1度電話してみるか……
かけなおそうとした時、遠くで勝己が走っている姿が見えた
｢お、やっと来たな｣
見たところ勝己に怪我はなく、安心した
家からここまで走ってきたのだろうか、体が上下に動いているし、汗でぬれてしまっている
｢…………悪ぃ、遅れた｣
勝己が素直に謝ったことに少し驚いた。
｢ていうか、何で遅れたんだ？｣
勝己はこう見えて結構時間に厳しい。だから、遅れるなんて意外だった
勝己は言いずらそうに視線をキョロキョロ動かしながら、小さな声でﾎﾞｿｯと話した
｢昨日、眠れなかったんだよ………｣
｢……それは、今日が楽しみ過ぎて眠れなかったってこと？｣
勝己は俯いてしまったが、首が少し動いたのをオレは見逃さなかった。よく見ると、耳まで真っ赤になっている
あ"ー！こいつ何なんだよ！！可愛すぎるだろ！！？
感情が高ぶったオレは思わず目の前にいる勝己に抱きついてしまった。殴られるかな？とは思ったが、意外にも殴られなかった
｢狼斗、お前……怒ってねぇの？｣
おずおずとした態度で聞き直す勝己。はぁ！？怒る！！？そんなの……
｢怒るわけねぇだろ！そんな可愛い理由で遅れたなら許す！！もうすごい許す！！｣
｢か、可愛いとか止めろ！！｣
さっき以上に顔を真っ赤にしている勝己。照れ隠しなのか、目をつりあげているが、そんな顔も今は愛おしく思えてしまう
勝己の顔を両手で優しく包む。オレがやりたいことを察したのだろうか、目を閉じる勝己
少し、力が入り過ぎている気もするが、それも本当愛おしい
ﾁｭｯと唇と唇が軽く重なる程度のキスだったが、それでもオレ達には充分だった
｢あー、オレやっぱり、すごいお前のこと好きだわ……｣
｢はぁ！？そんなんオレもだわ！！｣
ボケェと言いそうな勢いで勝己が言う。いつも通りの勝己に思わず笑がこぼれる
このままずっと抱きついていたいけど、そろそろ周りの視線が痛い。少し名残惜しく離れる。
その代わり、と言っちゃなんだけど、指を絡めて、勝己を引っ張る
｢そろそろ行きますか！｣
｢……おう｣
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ジン(プロフ) - フユキさん» またやってしまった………。また後で直してきます。勉強不足ですみませんでしたぁ！報告ありがとうございました！ (2018年5月7日 7時) (
レス) id: ce853ea883 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - 切島は高校デビューして髪染めたので入試時は黒髪で髪下ろしてますよ？ (2018年5月5日 16時) (レス) id: e79ac6a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
ジン(プロフ) - のんさん» そこまで言っていただけるとすごい嬉しいです！これからも更新がんばります！ (2018年1月5日 22時) (レス) id: 5e87750b8b (このIDを非表示/違反報告)
のん - 照れ隠しで爆破するかっちゃんが…なんかもう(語彙力)本当に面白いです！応援しています！ (2018年1月5日 20時) (レス) id: 4b572fb7bd (このIDを非表示/違反報告)
ジン(プロフ) - あさん» 今気づきました！修正したので大丈夫だと思います！報告、ありがとうございました！ (2018年1月5日 7時) (レス) id: 5e87750b8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジン | 作成日時：2017年12月28日 0時
