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｢あ｣
先生が何かを思い出したのか、声をもらした。
｢そいやあ緑谷も雄英志望だったな｣
………………は？いや、だって出久無個性だろ？
勝己も俺と同じ気持ちなのか、目がすごいつり上がっている。
人間ってあそこまでつりあがるものなんだな………。
感心していたら、勝己は出久のところまで一目散に走っていった。
｢こらデク！！！｣
｢どわっ！！？｣
BOOMと個性を発動して出久を攻撃する勝己。
いやいや、個性使うなってさっき先生に言われたばかりだろ。
短気すぎるこの幼なじみに少し呆れる。
｢”没個性”どころか”無個性”のてめぇがぁ、何でオレと同じ土俵に立てるんだ！！？｣
｢待っ……違う、待って、かっちゃん
別に張り合おうとか、そんなの全然！本当だよ……｣
勝己の顔が怖いのか、どんどん後ろに下がっていく。
まぁ、その気持ちは分かる。だって勝己、まさに敵顔！って顔してるからな……。
｢ただ……小さい頃からの目標なんだ……
それにその……やってみないとわかんないし……｣
その言葉に勝己がﾌﾟﾂ-ﾝとキレる
｢なあにがやってみないとだ！！！
記念受験か！！｣
｢ひっ｣
｢てめぇが何を……っで！！？｣
ﾊﾟｧﾝｯ
｢言い過ぎだ。このばかつき｣
丸めた教科書で思いっきりばかつきの頭を叩く。
誰がばかつきだ！！と喚いているバカを無視して、ため息を吐きながら出久に近寄る。
｢なぁ、出久｣
できるだけ落ち着いた声で話しかける。
｢な、に？」
今度は何を言われるのだろうかとビクビクと怯えたような目でオレを見てくる。
そんなに怯えるなら最初から雄英を、ヒーローを目指さなければいいのにな……。
｢希望論だけじゃヒーローになれねぇんだぞ
もし、なれたとしてもお前はどうしたいんだ？
無個性が助けに行ったってむしろ足でまといになるだけだ｣
出久が傷つく言葉だと知っていながらも言葉を紡ぐ。
オレは身近な大切な人がもう危険を犯して欲しくないんだ
……”あのとき”だけで充分だ
だから、
｢ヒーローを諦めろ、出久｣
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ジン(プロフ) - フユキさん» またやってしまった………。また後で直してきます。勉強不足ですみませんでしたぁ！報告ありがとうございました！ (2018年5月7日 7時) (
レス) id: ce853ea883 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - 切島は高校デビューして髪染めたので入試時は黒髪で髪下ろしてますよ？ (2018年5月5日 16時) (レス) id: e79ac6a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
ジン(プロフ) - のんさん» そこまで言っていただけるとすごい嬉しいです！これからも更新がんばります！ (2018年1月5日 22時) (レス) id: 5e87750b8b (このIDを非表示/違反報告)
のん - 照れ隠しで爆破するかっちゃんが…なんかもう(語彙力)本当に面白いです！応援しています！ (2018年1月5日 20時) (レス) id: 4b572fb7bd (このIDを非表示/違反報告)
ジン(プロフ) - あさん» 今気づきました！修正したので大丈夫だと思います！報告、ありがとうございました！ (2018年1月5日 7時) (レス) id: 5e87750b8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジン | 作成日時：2017年12月28日 0時
