エンドレス ページ50
今日はなつかしい一日だった。
なんだか、昔に戻ったみたいで。
バーベキューを終え、片付けと花火の準備が始まった。
手持ち花火に加え、打ち上げ花火も準備してあるらしい。
勇「まだ食ってんのかよ」
『だって結依がたくさんのせてくるんだもん』
勇「Aって食うの遅いよな」
ほらまた、昔みたいに。
食べるの遅いいじりだ。
勇「あ、あいつらもう花火してる。早く食えよ」
『わかってるよ〜っ』
華那たちは私と勇征くんが話しているからか、花火に誘ってこない。
でも、時々ニヤニヤしながら見てくるの、やめてほしい。
早く食べろとか言う割には話しかけてきたりして、こっちもなかなか食べ進められない。
そうこうしてる間に花火が打ち上がった。
『！！』
勇「何びびってんの」
『素人が花火打ち上げるの怖くない？不発とか人に燃え移るとかしそうじゃん』
勇「大丈夫だろ」
『そうかなあ』
勇「お、食べ終わった？」
『うん』
みんなが打ち上げ花火で盛り上がる中、私たちは堤防に座って、遠巻きに花火を見ていた。
勇「花火、しなくていいの？」
『私は見る派なんです〜』
勇「それ知ってる」
夜風が気持ちよくて、思いっきり背伸びした。
勇「あのさ、この前は、ごめん」
この前って、自然解決の前か。
『ああ、別に気にしてないし。もう忘れた』
勇「そっか」
、、ちょっぴり気まずい沈黙。
『今日、なんか昔に戻ったみたいだった』
勇「昔？」
『付き合ってた頃に戻ったみたいだった』
自分で言い出しておきながら、声が震えそうになるのをこらえた。
勇「A、」
勇征くんを直視できない。
勇「A、こっち見ろよ」
『、、、』
勇「A」
名前を呼ばれたと同時に肩を抱かれて、引き寄せられた。
そのまま、キスした。
もう忘れただなんて、きっと嘘。
まだ私の中では終わってないの。
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かなやん(プロフ) - ゆあさん» コメントありがとうございます！！これからもキュンキュンさせちゃいますよっ！笑 (2019年9月10日 23時) (
レス) id: 6be4483183 (このIDを非表示/違反報告)
かなやん(プロフ) - ひまわりさん» 嬉しいですううううう！！！ (2019年9月10日 23時) (レス) id: 6be4483183 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - キュン死しました (2019年9月8日 2時) (レス) id: 0eaf3d3c12 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり - 続きが気になって本当に読んでて楽しいです！ (2019年9月7日 18時) (レス) id: f8b1863b7c (このIDを非表示/違反報告)
かなやん(プロフ) - ひまわりさん» ほんとにほんとにありがとうございますううう！！！そういっていただけて、かなり嬉しいです！！！ (2019年9月3日 23時) (レス) id: 6be4483183 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなやん | 作成日時：2019年7月27日 13時
