ピンチ ページ13
私が悩んでいたメニューを、三つとも全部注文してくれた颯太くん。
『これ全部、よかったの？』
颯「いいよ！僕何でも好きだから！ごちそうするよ」
『ええ！いいよいいよ！ドタキャンの件もあるし、私に奢らせて！』
颯「いやいや！女の子に奢らせるとかカッコ悪いよ！」
『でも、、』
颯「お願い！僕に奢らせて！」
『、、、』
颯「頼む！！」
そんなに一生懸命お願いされたら断れないじゃん。
『じゃあ、今日はゴチになります、』
颯「やったあ！」
奢ることになったのに喜ぶ颯太くんを見て、思わず笑みがこぼれた。
『そういえばさ、カシオレ頼んでたよね？颯太くん未成年じゃなかった？』
颯「そうだけど、僕もお酒くらい飲むよ」
『、まあそうだよね』
颯「みんな高校卒業したら飲むでしょ」
『なんか颯太くんが大人だ、』
ご飯を食べながら、いろんな話をした。
『颯太くん、お酒強いんだね』
颯「うん、顔も赤くならないしね、Aちゃん真っ赤だよ」
『私お酒まあまあ弱くってさあ〜、あんまり飲むと意識飛ばしちゃうんだよね』
颯「ええ！僕そんなになるまで飲んだことないかも」
『だから会社の飲み会とかは、飲みすぎないように気を付けてるの。でも、友達と飲んでる時はも うふらふらしてる笑』
颯「こわっ」
『この前は爆睡してたの、でもその記憶がなくって』
颯「飲みすぎでしょ」
『やばいよね』
颯「今日はここで寝ないでね笑」
『今日は控えてるよ。明日仕事だし』
颯「よかった笑 あ、この前ね、、」
突然、テーブルの上に置いてあった私のスマホの画面が光って、電話がかかってきた。
私が手にとるより早く、なにげなく私のスマホを見た颯太くんが驚きの表情を浮かべた。
そりゃあそうだよ。
だって、スマホにかかれた名前が『八木勇征』だったから。
驚きを隠しきれない颯太くんに気が付かないふりをして、
『ごめん！ちょっと出るね』
とだけ言い残して猛ダッシュで外に出た。
『もしもし、』
勇「あ、A？今度の同窓会の件でさー、A来るよね？」
『んー、悩んでる。』
勇「せっかくだし、華那ちゃん誘って来いよ」
『、、うん』
勇「で、ちょっと聞きたいことがあって、、」
勇征くんの言葉が入って来ないくらい、颯太くんになんて言おうか焦っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 250人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かなやん(プロフ) - ゆあさん» コメントありがとうございます！！これからもキュンキュンさせちゃいますよっ！笑 (2019年9月10日 23時) (
レス) id: 6be4483183 (このIDを非表示/違反報告)
かなやん(プロフ) - ひまわりさん» 嬉しいですううううう！！！ (2019年9月10日 23時) (レス) id: 6be4483183 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - キュン死しました (2019年9月8日 2時) (レス) id: 0eaf3d3c12 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり - 続きが気になって本当に読んでて楽しいです！ (2019年9月7日 18時) (レス) id: f8b1863b7c (このIDを非表示/違反報告)
かなやん(プロフ) - ひまわりさん» ほんとにほんとにありがとうございますううう！！！そういっていただけて、かなり嬉しいです！！！ (2019年9月3日 23時) (レス) id: 6be4483183 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かなやん | 作成日時：2019年7月27日 13時
