【アバンティーズ】気に入らないあいつ

第34話 ページ34

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なんだかあいつと気まずくなって、1週間、2週間、1か月近く経とうとしていた。

もちろんこっちから連絡することもなければ、あっちからも来ない。家は3駅分くらい離れていて、わざわざ出向かない限り会うことはない。




後悔もしたけれど、今となってはこれでよかったのかな、なんてね。いい感じに忘れられそうな感じがして。


そんなとき、突然の新着メッセージ。




大天使どうもAちゃん!大天使だよ!
Aは?通報しますよ?
大天使ごめん!ツリメです!覚えてる?
Aあ!ツリメくん、お久しぶりです
ツリメごめんね急に。そらに無理言って教えてもらったの!








あーあ、せっかく忘れられるかと思ったのに。

"エイジと何かあったでしょ？"なんて。





何もないよ、って言ったのにツリメくんは聞いてくれない。

挙げ句の果てに話を聞いてくれることにまでなってしまった。でも本気で心配してくれているようで、なんでも聞くよ！とも言ってくれた。






次の日曜日、駅前のカフェ。


手帳に記しながら頭を抱える。どこまで話していいものか。






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