第1話 ページ1
__Eiji side
「俺、いま狙ってる子いるんだよね」
全てはそらのこの言葉から始まった。
正直、またかって感じだった。それは他のメンバーも同じ。
りっくんもみっくんも、「へー」と興味なさげな返事をした。
「今回は本当に!本気なんだよ俺!」
「それこないだも言ってなかった?」
「…言ったかもしんないけどさあ、
見てよえいちゃん、超絶可愛くない?」
そう言ってそらが見せてきた写真。
画面の中で控えめに微笑むその子は、まあ確かに可愛い。それでいて清楚系か。
そらがほっとく訳ないな、とひとりで納得。
「俺も見たいー!」「見せて!」
りっくんとみっくんが画面を覗き込む。
「え!めっちゃ可愛いじゃん!」
「そらこの子と友達なの!?うらやましい!」
ふたりが口を揃えて言うと、そらは少し照れたように笑った。
「…いや友達というか、ちょっといい感じなの今」
俺らそら以外の3人が顔を見合わせる。
目で合図を送る。
「「「そんなの許しませえええええええん!」」」
「…え?」
「連れてこい!」
「俺らにも会わせろ!」
「今度の鍋パーティーに連れてこい!決まり!」
そらは心底嫌そうな顔をしたが、そんなのお構いなし。
急に決まった可愛い子の鍋パーティー参戦に、テンション爆上げの俺ら。
__________
「あーあ、言うんじゃなかった…」
「大丈夫べつにとったりしないよ」
「俺いいとこ見せたいから頼むよまじで!」
「わかってるって」
506人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あや(プロフ) - ぜひ!ぜひ!ぜひ!続きを!!更新待ってます!! (2018年8月5日 22時) (レス) id: 5116ee690c (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - ☆ルナ☆さん» あと少しですがお付き合いください!(((o(*゚▽゚*)o))) (2017年11月29日 23時) (レス) id: fd69086671 (このIDを非表示/違反報告)
☆ルナ☆(プロフ) - キュンキュン/////(((o(*゚▽゚*)o))) (2017年11月29日 0時) (レス) id: 915f053575 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - Cさん» コメントありがとうございます!!これからもキュンを追求していきます…! (2017年11月24日 18時) (レス) id: 2a7f43fe4e (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - 冬春@アバ小説更新中さん» こっちも嬉しいです…!これからもお楽しみください〜! (2017年11月24日 17時) (レス) id: 2a7f43fe4e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:タバタ | 作成日時:2017年11月6日 15時