ヒロインの幼馴染みをもつモブの話【青葉城西】 (ページ2)

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ドタドタドタッ

バンッ

「Aっ！！」

『んぁ？』

「起きなさい！いつまで寝てんのよ！」

『んだよ、

まだ8時じゃねーか。ねみぃ。』

「今日は意地でも連れていくわよ！」

『あー

丁重にお断りさせて頂きまーす。』

「あんたねぇ、一生友達作んない気？」

『それ何回聞くんだよ、別に友達とかいらねぇし、興味無いから。』

俺は寝癖のついたままの頭をガシガシとかきながらいった。
つか、毎朝毎朝面倒くさくねぇのか、こいつ。

『今日はゲーム進めんの！キリカちゃんが俺を待ってんの！！

あ、お前じゃねぇよ？』

桐「わかってるわよ、そんな事は！！」

やっと名前が出てきたヒロインの西条桐夏(さいじょうきりか)。
今までの見ててわかる通り俺の幼馴染みだ。
つか、世話焼き。
お節介。
俺のオカンかっつの。

俺の名前は…まぁ、知らなくても苦労しないだろうけど。
一応言っておくと狐ノ守(このかみ)A。
通信制で青葉城西に通ってる普通の男子高校生。
ちなみに成績はトップ。
顔は…まぁ、平均なんじゃない。
イケメンとか言われたことないけどブスとも言われたことないし。

桐夏？あいつはそりゃ顔面偏差値はめちゃくちゃ高いと思うぞ。
うん、美少女に育ったと思う。
ただし、二次元の方がとてつもなく可愛い。
あぁ、もう言わなくてもわかってるだろうけど俺、大の二次元オタだから。

キリカちゃん、超可愛いよ。
天使だよ天使。
あぁ、でも天使って言うなら大天使ミカエルの方が可愛いかな。
いやでも……

まぁ、ゲームも好きだしアニメも好きだし。
二次オタで間違いではないだろう。

桐「A？」

『……早く行かねぇと遅刻するぞ。』

桐「じゃあ、早く準備して。」

『俺行かねぇから。』

桐「なんで！」

『なんでって、行かなくても単位取れるし。その為の通信制だろ？』

桐「でもさぁ！！」

『たくっ、わかったわかった！！』

桐「行くんだね！！」

『明日な。』

桐「ん、え、えぇ…」

『今日は無理ー。だから、明日ねー明日ー。』

桐「んぬぬぅ。

わかったよ…、今日、夕方また食べに来るからね！」

『はいよー。いってらっしゃーい。』

桐「もうっ」

バタンッ

よっしゃ、邪魔な奴が居なくなったところでゲームゲームっと。