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貴「……。」
母「A……！」
父「いってらっしゃい。」
貴「……
いってきます。」
パタンッ
今日から、俺は雄英高校に通う。
タッ
貴「ここか……。」
1-A……。
ガラッ
バッ
貴「ﾁｯ)」
ビクッ
いちいち入っただけで見てくんなよ。
「あれって実技1位だったよな。」
「あぁ。」
「個性が何かわからないんだって。」
「まじかよ、ヤベェ！」
貴「ｸｸｯ)」
この俺が1位だ！
褒め称えられて当然。
皆、弱いんだよ。
個性なんて、あってもなくても
強いやつが勝つんだ。
だから、個性なんていらない。
関係ない！
俺は強い！
ヒーローになれる！
ガタッ
俺は優越感に浸りながら席についた
が。
？「気に入らねー。」
貴「……。」
？「テメェに言ってんだよ！」
貴「……なんだい？」
うざい。
？「気に入らねんだよ。その態度、1位とったからってトップ気取りかよ。」
貴「事実だ。仕方ないだろう？
君は実技テストの4位通過者だったね？(ﾆｺｯ」
？「ﾁｯ)」
ガタンッ
そいつは乱暴に椅子に座った。
あいつ……
俺のこと言えなくないか……？←
貴「はぁ。」
爆豪勝己。このクラスで俺に劣らないほどの実力者。
まぁだが、俺には勝てない。
あいつの沸点は相当低いらしい。
少しでもおちょくればすぐに切れるだろう。
後は、轟焦凍か。
あいつも強いが……
まぁ、俺の非じゃないか。
後は目立ったやつはいなそうだなぁ。
？「えっと……。」
あいつは……？
俺の緑谷出久の第一位印象は
“ヒョロヒョロの出来損ない”
だった。
だってあいつからは
『強い』って感じがしなかったから。
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作者名：かなテツ | 作成日時：2016年6月11日 21時
