もぉ、無理やっ...∞Part5 (ページ35)

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渋「ヒナっ！」

丸「し、渋やん…」

渋「ヒナは!?」

丸「それが…」

とりあえず、みんなに電話して見つかったって言うた

あのあと、必死に壁伝いに歩く信ちゃんは
少し進んで床に蹲ってもうた。

慌ててベンチに横にしたんやけど

荒い息でしんどそうにギュッと目を瞑ってる

渋「…ヒナ、おい…って熱っ！」

村「…ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…」

丸「そうやねん…たぶん熱高い…」

渋「1回、楽屋戻ろう。」

村「…嫌やっ…ﾊｧｯ…俺大丈夫、やから…」

丸「そんなことないやん！」

村「…ﾊｧｯ…亮、の…看病…してやってっ…？」

そうニコッと微笑む信ちゃん

前髪は汗で濡れて暑そうやのに
それでも寒いのか少しカタカタと震えてる。

安「…信ちゃんっ！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

大「大丈夫っ？」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

渋「ほら、みんな来たから戻ろうや、」

村「…………」

大「はよ戻ろ？立てる？」

村「…ﾋｯ…いやぁっ…ｸﾞｽｯ…戻らへんっ！」

安「信ちゃん？」

村「…ｸﾞｽｯ…ふぇっ…ほっとけよぉ…ﾋｯ…」

うわぁーんって泣きだした信ちゃん。

ありゃ？
なんか様子…おかしくない？

…幼くなったような…

村「…しんのことっ…ほっとけよっ！ｸﾞｽｯ…うぅっ…」

渋「え？ヒナ…なんで？」

村「…ｸﾞｽｯ…みんなっ、嫌いなんやろっ…ﾋｯ…」

へ？嫌い…？

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