もぉ、無理やっ...∞Part5 (ページ20)

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板挟み(ヨコ/すばる、亮) ページ20

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横山side

錦「あ、横山くん。ちょっとええ？」

今日一日、すべての仕事が終わり

荷物を片付け帰ろうと腰をあげた瞬間
どっくんが声をかけてきた。

手には何枚かの紙、

…なんや…？

錦「…今度のな、ライブの企画なんやけど…」

横「おん」

錦「こんなん、どうっすかね？」

横「どれどれ…」

持ってたのは企画書やったみたいで
それを受け取り読み込む。

…うーん…

これ、俺らやファンにとってはすごいええ案やけど

スタッフさん大変やないかな…

横「……あんな…錦「どうっすか!?めっちゃええと思うんすけどね！」

横「え、あぁ…えっと…」

錦「今回めっちゃ自信あんねんっ！」

横「…あんな、どっくん…」

錦「こことかええでしょ!?ほら！」

横「どっくん、これ無理やわ」

錦「…え…？」

横「スタッフさんが許してくれると思わへんわ」

錦「…………」

横「やから、もう少し改善してくれへん？」

錦「…っ、」

言いづらいわ、むっちゃ頑張ってんのに…

でもこれもスタッフさんの仲を持つため
むちゃくちゃな案出されてもなんやこいつってなるだけや

錦「……いいっすよね、横山くんは。」

横「は？」

錦「俺の気持ちも考えへんで…俺がどんだけ頑張ったか…」

横「…どっくん…」

錦「なんすか？俺は寝る間も惜しんで考えたのに！
横山くんすぐわけわからへん理由で却下すんねん！

もう横山くんにはみせへん！」

そう言うと荷物を持って楽屋を飛び出してもうた

…俺が悪いんよな…

却下せぇへんどけば
どっくんもあんなに怒らへんかってんに…

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