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村上side
やっばい…焦点あわへん。
どないしよ。カンペが…ボヤけるねん。
あれから俺は無理を通し収録してんやけど
全然、カンペが見えへん。
錦「なぁ、村上くん…大丈夫？」ｺｿｯ
村「りょお…ﾌｩｯ…カンペ読めへん…」
錦「マジか。んと、じっとしとき…」
村「…え？」
錦「僕はそっちの方がええと思うよ！な？横山くん！」
横「ちょ、なんで一番遠い俺にふるんや？笑」
錦「なんとなく。」
渋「あははっ。笑」
亮…わざとしてくれたん？
俺が喋らへんでええように…
むっちゃ頼もしいやん。
俺も頑張らなアカン…
お客さんの前では絶対に…。
いつもの村上信五や。いつもの。
そんなこんなでなんとか乗り切った。
やけど収録終わったのにその場から動けへん。
まだ客席にお客さん残ってんのに。
俺たちが帰らな、帰れへんのに。
でも、立てへん…動くのがもうしんどい。
すると…
丸「信ちゃん、どうした？」
大「立てへんの？」
村「…マル、たつ…おん、立てへん…ｸﾞｽｯ」
丸「あぁ、泣かへんの。大倉、そっち持って。」
大「おん、わかった。」
安「みなさん、すみません！もう少しその場でお待ちください！」
渋「ほんまに今日はありがとうございました。」ﾍﾟｺｯ
みんながいろいろとしてくれてん。
熱のせいなのかなんなのか、わからへんけど
涙が止まらへん。
ありがとう、みんな。
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作者名：心奏 | 作成日時：2015年1月19日 3時
