42話*グラウンド100周!* ページ46
A「んじゃ、始めるぞ」
俺はそう言い軽くサーブをやる。
っと、軽くやったつもりなんだけど…
「めっちゃはえー!」
「あのボロで?」
「マジかよ」
…レギュラーじゃなかったらきつかったかな。
あ、1発で決まった。
しょうがねー、もうちょっと威力落とすか
それから5分ほどラリーをしたんだが…
A「…もう体力がねーの?」
早くねーか。
それからはま、俺の圧勝。
荒木「あんな…ボロラケットに負けるなんて…!」
6−0で終わった後に荒木が何か言ってるけど…
A「ラケットなんて…何でもいいんだよ。取っ手とガットさえあればな」
あ、そうそう。あの約束…
A「忘れてねーよな?グラウンド100周」
俺が言うと荒木は悔しそうにしながらも走り去って行った。
諦めの良い奴は良いよねー。
…さて。ラケット探しに行くか。
・
≪飛ばし≫*〜校舎裏〜*
あった。
かなり時間かかったな。
此処はマークしてなかった…
と思っていると後ろから誰かが来た。
A「桃城、乾、不二…」
レギュラージャージのままだ。
抜け出して来たのだろう
A「成程な。裏でお前らが絡んでいたという事か」
俺が皆をあざ笑うように微笑んだ。
乾「越前からすべて聞いたよ」
…あぁ。屋上のやつな
桃城「実験台…!?ふざけてんじゃねーよ!」
あれ、菊丸だけに言ったんだけどな
取りあえず弁護しておくか
A「俺はそんなこと思ってない。勝手に裏切ったのはそっちの方だろ」
俺が言うと皆の目の色が変わる
乾「まさかそこまでとはね。…失望したよ」
そう言い俺のテニスバッグを蹴る。
A「よく言うよ。」
俺はテニスバッグを拾おうと屈むと
桃城「醜いっすよ」
桃城からの蹴りが入る。
それからは散々だった。
まぁ、俺は痛みを遮断して立ったりしているだけだったけど。
だから別に痛くもない。
長年の技だ。
不二「英二も、こんな奴に騙されてたんだね」
桃城「英二先輩が可哀想っすよ」
乾「英二の気持ちを弄んでいた確率、89%」
俺は色んな事を言われた。
まぁ、何てことは無い。
菊丸が皆と仲良くいられる代償として俺が殴られて蹴られるだけ。
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それだけなんだ。 いつも通りに、俺は蹴られて、殴られる。
………………………………それだけで、良いんだ。
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魔法人(プロフ) - わかりました! ありがとうございます!! (2015年6月25日 23時) (レス) id: 9780a0b86d (このIDを非表示/違反報告)
月夜見(プロフ) - 魔法人さん» 只今確認してきました、矛盾申し訳ありません。マネージャーは夢主と同じ年齢という設定になっておりますので、3年生が正解となります。申し訳ないです!! (2015年6月25日 21時) (レス) id: 147be326d2 (このIDを非表示/違反報告)
魔法人(プロフ) - あのこれってどっちが正しいんですか? 20話のマネージャーの学年が1年になってるのに人物紹介の時は学年が3年生になっててどっちが正しいんですか? (2015年6月25日 1時) (レス) id: 9780a0b86d (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - 雪比奈loveさん» 了解です('◇')ゞ コメありがとうございます(>_<) (2013年8月5日 16時) (レス) id: c7e9827f5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かなで | 作成日時:2013年7月29日 18時