＊トリップをした少女＊【テニプリ 青学】

19話*テスト* ページ21

それからは特に何も無かった。


誰かが家に来ることもなく、行く事もなく。


ただ、菊丸が毎朝家に来てくれるのにはびっくりしたけど。


あ、あとまだ靴の中に画鋲が入ってないのも嬉しかった。


そんな事かって思うかもしれないけど俺にとったら凄い大切な事だった。


話を戻して…。


今日はテスト1日目。2日に分けてテストをやるみたいだ。


で、1日目に何故か理科と数学が両方ある。


後は英語と社会と国語。５教科って事か。


そして今は放課後。


菊丸が俺の机の方に寄ってきた。


菊丸「A〜! テストどうだった？」


俺は結構出来たけど。


A「まぁまぁかな。菊丸は？」


菊丸は得意そうにｖを指で作り


菊丸「理科は完璧だよん♪」


俺は聞き逃さない。


A「理科“は”？」


菊丸「う"…」


菊丸は言葉を濁した。


A「理科以外は駄目だったんだ」


菊丸「す、数学も中々…」


ダメだったんだ。


A「英語は出来た？」


俺が言うと菊丸は言葉に詰まりながらも大丈夫 と言った。


A「最後の問題出来たんだ」


俺が言うと菊丸は頷く。


不二「多分出来てないだろうね」


不二が横から口を挟んできた。


菊丸は頭が？になってる。教えてやるか。


A「あれ、音楽名じゃなくて時間聞いてたんだけど」


ひっかけ問題って奴。不二が頷いてる所を見ると不二は出来たんだ。


菊丸「……うそ…俺結構自信有ったんだけど…」


引っかかったんだ。


そうこうしていると越前が来た。


越前「A先輩。」


今は放課後なので越前も勝手に教室に入って来る。


A「越前。数学出来た？」


俺が言うと越前は頷く。


越前「数学と英語は完璧っす」


そうなんだ。…英語？


A「あ、越前って帰国生徒だっけ。」


越前は頷く。


A「そっか。まぁ数学が大丈夫なら良いけど」


越前「それって自分の教えた所が良いならそれで良いって事っすか」


鋭い。


A「いや。越前の成績を心配してるだけだから」


俺は軽く受け流す。


越前「そうっすか。」


越前は納得してないようだけど一応触れないでいてくれた。



そんなこんなでテストが終わり。


そしてその後の部活でも特に変わった事は無く。




テストの順位発表の日だ。(勝手に作りますた)


―――
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