検索窓
今日:8 hit、昨日:16 hit、合計:355,352 hit

. ページ44

.


DHside





リビングにみんな集まって、


いつも通りの朝ご飯を食べる




いや、いつも通りじゃ…ない?






そう思ったのは、Aが


ずっと箸を持ったまま、ぼけーっとしてたから。




めずらしい…だっていつもだったら、


朝ごはんはスイッチが入るからって、いっぱい食べるのに。





だけど、ずっと上の空。



ヒョン達も気にしてたけど



何を聞いても、



『なんでもないよ』



これの一点張りで、ご飯を食べ終わったみんなは

そのまま部屋に戻っていった。















なんでもない、はずがないのに。



リビングには


しばらくジフニヒョンが残ってたけど、





「ヒョン、Aと話したいことあるんで」




そう言って出ていってもらった。















「A、何かあったでしょ?」



『なんでもないよ』




まだそれを言うA。


だけど、目は泳いでるし確実に嘘をついてる。






「僕、嘘は嫌いだよ」



思い切ってそう言うと、Aは目を見開いたあと



決意を固めたのか、




『自分が、…分からないんです』



ぽつりぽつりと話し始めた。




「分からないって?」



『ニエリオッパのことが、頭から離れなくて


でも、それは熱が出てたからって思ってた。


それなのに、今日オッパの熱が下がってても、気になって気になって仕方なくて』





Aの話を黙って聞いていると、


目を伏せたまま




『オッパの笑顔を見るたび、触れられるたび心臓が苦しいです』





衝撃的な言葉を言い放った。








なんだろ、




なんか、悲しいっていうか、悔しい?




僕はAのペンだから、ほかの人に惹かれてることが悲しい?


恋ができてるAが羨ましい?









違う、なんか違うけど




鈍感なAは、自分の気持ちの正体に気づいてない。















「なんだろうね、僕にも分かんないや…!

ごめんね?」



『そんな全然、大丈夫!聞いてくれてありがとう!』






「ほんと、ごめんね」




Aに嘘をついて、




『もういいですって…笑』




ヒョンに嫉妬なんかして。









「練習、行こっか〜!」



『うん、そうだね!』






でも、嘘ついたら



少しは僕のこと頼ってくれるでしょ?



.

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (156 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1019人がお気に入り
設定タグ:WannaOne , 紅一点
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

花撫(プロフ) - ヨーグルトさん» ありがとうございます!! (2018年12月7日 22時) (レス) id: f28b08e2d1 (このIDを非表示/違反報告)
花撫(プロフ) - キムテヒョンLOVEさん» ありがとうございます!笑 (2018年12月7日 22時) (レス) id: f28b08e2d1 (このIDを非表示/違反報告)
ヨーグルト - ダニエルやばすぎです。ジフニの嫉妬も最高 (2018年12月7日 18時) (レス) id: 289ee071a9 (このIDを非表示/違反報告)
キムテヒョンLOVE - 最初っからジソンかっこよすぎー。 (2018年5月13日 10時) (レス) id: c61170a557 (このIDを非表示/違反報告)
花撫(プロフ) - 美紀さん» 感想ありがとうございます!第2弾も読んでくださると嬉しいです! (2018年4月29日 9時) (レス) id: f28b08e2d1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:花撫 | 作成日時:2018年3月20日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。