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「信ちゃんの中のわたしの存在が消える前に、ちゃんと見てもらいたかったっていうのもあるかなぁ。」
「それだけ必死ってことは、真剣に考えてるってことやんな?」
「もちろん、中途半端な気持ちで結論を出すことはしないよ?」
「大好きなんやな?」
「うん。」
「好きすぎて辛いんや?」
「うん。」
「…逆にそんな本気の恋愛できるなんて羨ましいわ。」
「柊ちゃんに羨ましいって、初めて言われた。」
「やってそうやろ?そんだけ真剣に想える人に出会える人ばかりやないんやで?やったら大切にせな。」
「柊ちゃんってさ、ほんとスーパーマンみたい。」
「そのネタやめろや。」
財前の両頬がピンクに染まったような気がした。
色黒なので気のせいかも知れないが。
「照れてるの、かわいい。」
「もう、そんなん言うなやぁ。」
やはり照れていたらしい。
見た目と性格のギャップがこれだけあり過ぎるのも、彼の魅力の一つだと奏は思う。
「このやりとり懐かしいね。」
少しだけ昔に戻った気がして嬉しかった。
「柊ちゃん…なにしてるん?」
と、そこに後ろから声をかけてきたのは彼だった。
その声に反応して振り向く奏。

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作者名:kanade | 作成日時:2020年6月6日 23時

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