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「俺でも、最後に会ったのって奏が中学生のときだったぜ?」
梅原が奏の肩を抱いてくる。
スキンシップが多いのは相変わらずだ。
「そういえばドラマで兄妹役だったよね?」
仲良さげな二人に折原が羨望の眼差しを向ける。
「そのころから梅兄って呼ばせてもらってます。」
「なんてったって、当時のキャッチフレーズが“国民の妹”だからね。」
八雲が懐かしい言葉を出してくる。
「キャッチフレーズなんて、いつの時代の話だよって感じですけどね。今、思うと恥ずかしいだけの黒歴史ですよ。」
ただ苦笑いするしかない奏。
「しばらく見ないうちにオトナになったね〜」
ジパングリーダーの河村謙哉(かわむらけんや)がしみじみと言う。
メンバーの中で唯一関西弁を話す彼は、奏にとって癒しだ。
「リーダーが言うと親戚のおじさん感がすごいな。」
それに対し笑いながら言う加藤。
「あとでお小遣いあげよな〜。」
「ありがとうございます。」
本気かどうかわからない河村に終始笑顔の奏。
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作者名:kanade | 作成日時:2020年6月6日 23時