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遠山も含めメンバー全員が、奏のことを気にかけているのだ。
(それなのに俺ときたら…。)
「はぁ〜。」
「また、ため息ついとるん?」
岡安が心配そうに白石の顔を覗き込む。
「まぁなぁ。」
「俺も奏と話せたらええんやけど、最近は俺にも気ぃ遣ってるみたいで、愚痴ってこんくなったんよなぁ。」
なんとも不憫な顔をしながら市丸を見る岡安。
一方の市丸は、その視線をスルーした。
この話については、我関せずの姿勢を貫くようだ。
「まぁ、あんまり深く考えんと自分の気持ちに正直になり?覚悟決まったらフォローくらいはしたるし。」
視線を逸らしながら言うあたり、照れ屋の横峯らしい。
「ヨコ…。」
「明日、終わったらメシでもどうや?奏のことで、いろいろ言っておかなあかんことがあんねん。」
「なに…?」
「ほな、いつもの店予約しとくわ。」
白石の問いに答えずに、横峯はスマホを手に楽屋から出て行った。

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作者名:kanade | 作成日時:2020年6月6日 23時

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