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「そうかぁ。それはちょっとしんどいな。ほんまはディーンに聞いてもらいたいこと、たくさんあったみたいやで?」
白石自身、その少しの距離がこんなに二人を引き離すとは、思ってもみなかったのだ。
「奏が顔出しするんも、髪形変えたんも何も知らんかった。」
白石はそう言って唇を噛みしめた。
「せやろな。」
「ほんま、あいつがわからんくなってん。」
すっかり汗をかいているビールジョッキを見つめる白石。
これまでの二人のことを回想しているのだろう。
奏を悲しませるようなことをしていた自覚が、少なくないことを思い知る。
「かと言って、無理に話せとは言われへんし…難しいな。まぁ今頃、あいつに話聞いてもらってるんやろうけど。」
「あいつって…マル?」
「ちゃうよ。ヨコ。」
ここにきて遠山のとどめの一言。
「…ヨコにシバかれても文句言われへんわ。」
白石はついに撃沈した。

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作者名:kanade | 作成日時:2020年6月6日 23時

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