轟轟戦隊ボウケンジャーVS特捜戦隊デカレンジャー (ページ37)

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「すみません。過保護な保護者ばっかりで…。」

「でも、それだけ大切にされてるってことだと思うがな？」

「そう…なのかな？」

ホージーからの言葉が嬉しくて、つい敬語が抜けてしまった。

「そのほうが自然体でいいんじゃないか？」

「え？」

「無理に背伸びをしなくていい。卒業後のことも、百合なら正しい選択ができるはずだ。俺はそう確信した。」

「ホージーさん…。」

「あっ！相棒、抜け駆けすんな！」

と、そこに変身解除したバンが会話に割り込んできた。

「相棒って言うな。抜け駆けじゃない。俺と百合のコンビネーション攻撃を見ただろ？俺の相棒は百合で決まりだな。」

そう微笑む彼の表情に百合は釘付けになる。

「あの、それって…。」

「なんだ、不満か？」

「いや、そうじゃなくて…。」

「相棒の言い方が回りくどいから、百合ちゃんが困ってるんだよ？もっとストレートに言えないの？」

煮え切らない二人にバンが助け舟を出してくれた。