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「あのアリエナイザーにはこの場所にこだわる理由があるってことですね？」
「察しが良すぎるな。今からでも警察官になるか？」
「それはやめておきます。」
ブンブンと音が聞こえてきそうなほど激しく首を横に振る。
「そうか。…とにかく、その根拠を見つければ、逃走先のヒントになるかもしれない。」
「確かに探し物をするときは一人より二人のほうが効率的ですね。」
「そういうことだ。それに、おまえの能力があれば、もっとeasyだろ？」
「でも、それならわたしよりもジャスミンさんのほうが…。」
「言ってなかったが、俺もおまえと同じく諦めが悪いんでな。」
「それって…。」
「出会ってまだ間もないが、おまえのことをジャスミンと同じように信頼している。」
そこまで言ってホージーは頬を赤らめた。
「ホージーさん…。」
「時間がない。始めるぞ。」
「はい。」
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作者名：kanade | 作成日時：2021年5月9日 22時
