轟轟戦隊ボウケンジャーVS特捜戦隊デカレンジャー (ページ26)

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ホージーから事情を聞いた地球署署長：ボスことドギー・クルーガーは快く百合を迎えてくれた。

そして逃走中のアリエナイザーを捜索すべく、百合はホージーの白バイ：マシンハスキーの後ろに乗せてもらっている。

(このままじゃ心臓がもたないかも…)

そろそろ限界がきた頃にマシンハスキーは停車した。

「ここって…さっきの場所ですか？」

「そうだ。」

「？」

端的な答えに百合は彼の真意を図りかねている。

「おまえ、その銃で何発撃った？」

ホージーは百合の持っているサバイバスターに視線を向けて訊いた。

「えっと…７発だったはず。」

暗い廊下をライトで照らして歩きながら壁や床を丁寧に検分しているホージー。

その警察官らしい振る舞いがかっこよさに拍車をかけているのだろう。

百合の心臓はさらに早鐘を打っている。

「ここに残っている銃痕は６発分。あと１発は…。」

「アリエナイザーの体内？」

「そうだ。」

「でも…どうして現場に戻ってきたんですか？」

「銃痕を確かめるためもあるが…。」

そこまで聞いて百合はある仮説を思いついた。