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「一緒に連れて行ってあげれば？」
「お願いします。」
スワンの言葉に百合も頭を下げる。
「でも…ねぇ？」
ウメコの言葉に他のデカレンジャーも難しい顔をしている。
「気持ちはわからなくもないけど、アリエナイザーに対抗するのはデカレンジャーの任務だからね。」
「やられっぱなしは嫌なんです。」
センが優しく説得するが、百合の意思は変わらない。
「…いいだろう。ついて来い。」
そう言ったのはホージーだった。
「おい、相棒。」
バンが驚いた顔でホージーを見る。
それは他のデカレンジャーのメンバーも同じ気持ちだったようだ。
「相棒って言うな。ボスには俺から頼んでみる。」
「ありがとうございます。ホージーさん。」
「ただし足は引っ張るなよ。」
周囲の好奇な視線をスルーしてホージーは百合に釘を刺した。
出会ってほんの数時間だが、彼女の性格は把握したつもりだ。
「はい。わかってます。」
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作者名：kanade | 作成日時：2021年5月9日 22時
