轟轟戦隊ボウケンジャーVS特捜戦隊デカレンジャー (ページ8)

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「そういうことだったんだね。」

百合の話を聞き終えたテツは、事情を把握した。

どう対処しようか思案している。

「…なんだか放っておけなくて。急いで行かなくちゃいけない気がするんです。」

「待て。そこまで聞いて、一人で行かせられるわけがないだろう。」

ホージーは百合の言葉に待ったをかけた。

「まさかとは思いますけど、一緒についてくるつもりですか？」

「Of course。当然だ。」

刑事以前に大人として、危険が伴うであろうミッションを未成年の彼女一人に背負わせることは彼のポリシーに反する。

「お二人とも組織に所属しているんですから、自分の行動には責任を持ってくださいね？」

ホージーから突然繰り出された英語に戸惑いながら、百合は二人の警察官に向き直った。

「スペシャルポリスにはもっと大事なお仕事があると思いますけど？」

「それはそうだけど…。」

百合の正論にテツが苦笑いする。