轟轟戦隊ボウケンジャーTASK:X３－３ (ページ3)

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「気にすることねぇよ。」

「イエローの言いたいこともわかりますけどね。…わたしも百合にとってシルバーの存在は大きいと思いますよ？」

淡々とそう言うシルバーに今度はピンクが語りかけた。

「そうか？」

核心をついているであろうピンクの言葉に、シルバーは敢えて鈍感なふりを選択する。

「じゃなきゃ、再会したときにあんな顔しないよ。」

ブルーは二人がサロンで初めて顔を合わせたときの、百合の表情を思い浮かべた。

戸惑いの中のかすかな安堵の表情。

些細な百合の顔色に気付いたのは、女性の変化に敏感な彼らしい。

「……。」

そんなメンバーのやりとりをレッドは静観することしかできなかった。

彼も百合とシルバーの関係に薄々気付いてはいたが、心のどこかで二人の間に何もないことを願っていたのだ。

「おい！ゴーゴータンクが動き出したぞ。」

そんな鬱々とした空気を遮ったのはブラックの声だった。