お客様、忘れ物です_JN_ (ページ3)

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忘れ物2 ページ3

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『おはようございます』

｢あ、もう交代の時間？後はよろしくね！｣

おつかれーと言い帰る深夜帯の先輩を見送り、まだ眠たくて怠けた体を引きずりながら店内の品出しをする

｢ごめん遅刻した！！｣

『はいはい、いつもの事ね』

毎度遅刻してくる同じく早朝バイトのミンギュ
朝が弱いとか何とかって言ってたけど、それなら早朝辞めなよ…と思ってしまう

なんだかんだ、レギュラー化されたミンギュとの早朝は楽で楽しいから嫌いでは無い

｢そろそろS大学、新入生入ってくる時期だね｣

『入学して1ヶ月後にはほとんどの人が朝からコンビニダッシュだよきっと』

2人並んでパンの品出しをする

こいつ身長も規格外にデカいのに、体格までいいから邪魔なんだよな…
とは思うけど、以前 "別の所でやって、デカくて邪魔" と言ったら3日くらい引きずってシュン…としていたのでもう言わない

｢そういえば、新入生めちゃくちゃイケメン揃いらしいよ｣

『へぇ…』

｢あんまり興味無い感じ？｣

『イケメンなんてろくな奴居ないからね』

｢まぁ、確かに｣

隣で肩をぶつけ合いながら作業してるミンギュも、ちゃっかりイケメンだったりする

自覚してるのかしてないのか…
多分していてもこいつの性格上、気取ったりはしないと思う

『そういえば私、深夜帯入ってって店長に頼まれてるんだよね』

｢え？！いや、危ないよ｣

『そう？じゃあミンギュがやりなよ』

｢それも嫌だぁ……｣

こんな事を言いながら、今のところは深夜帯に入るつもりもないんだけどね

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