方法9 ページ9
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それから大学ではジスとAが一緒にいる所を何度も見る事になった
｢あの壺野郎、またAと一緒に居るじゃんか｣
｢壺野郎じゃなくてジスだ。
あの2人はただの友達だろ、何も無いよ｣
｢あのなぁ、お決まりのラブストーリーってのがあるんだよ
Aみたいな美女は、金持ちイケメンと結婚すんの｣
｢え、なに、お前はAと結婚したいわけ？｣
｢ダメかよ｣
｢いや、ダメとかでは無いけど
まだ俺達21だぜ？まだまだ遊びたい時期じゃん｣
｢スンチョラ、俺は誰かの事を本気で好きになるのが初めてなんだよ、しかも片思い……｣
｢初恋で結婚なんてそれこそラブストーリーだな｣
｢どうにかしてあの2人を引き離さないと…｣
｢ただの友達だと思うけどなぁ……｣
｢ジョンハナおはよ……って、え？｣
｢どお？｣
｢どお？って、お前何があったんだよ｣
次の日、俺はイメチェンをした
Aを振り向かせる為に、理想の男性像をまずは探らなきゃいけない
いつもはセットどころか、寝癖さえついている髪の毛
前髪をアップスタイルにした
年中ダル着の俺は、スキニーに革ジャンなんて着て
女の子なら1度は惚れるような悪い男の完成だ
｢見たらわかるだろ、イメチェン｣
｢お前……それはないわぁ……｣
｢あのな、女の子なら人生で1度は悪い男に惹かれるもんなんだよ｣
｢Aに限ってそれはない、断言する｣
｢いいから見てろって｣
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作者名：チョコたん | 作成日時：2024年2月23日 16時
