方法3 ページ3
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それから俺はスンチョルに会う度Aちゃんについてさり気なく聞き出していた
ある日は
｢俺の姉ちゃん家事が全く出来なくてさー。
結婚なんて一生できないよあいつは｣
｢へー。出来そうなのにな｣
｢あれ、あの子は？お前の幼馴染の……｣
｢あー、A？
あいつの親共働きで忙しい時は自炊してるし、俺の親がいない時もあいつが作ってくれるよ｣
｢へ、へぇ〜｣
｢部活でユニホーム破れた時とかも縫ってもらってるし｣
｢そ、そうなんだ｣
︎︎︎︎☑︎家事完璧
そしてまたある日は
｢俺の姉ちゃんめちゃくちゃ足臭いんだよ｣
｢お前……姉ちゃんに殴られるぞ｣
｢いやー、あいつ顔はいいのに勿体無いんだよなぁ｣
｢可愛い人って何か欠点あるっていうもんな｣
｢お前の幼馴染も、顔は可愛い方じゃなかった？｣
｢いやー、見慣れちゃってるから分からん。けど足は臭くないぞ｣
｢運動神経悪いとか？笑｣
｢あいつテニス部
なんなら1年の中ではエースだよ｣
｢ふ、ふ〜ん｣
︎︎︎︎☑︎足臭くない
︎︎︎︎☑︎運動神経抜群
そしてまたある日は
｢俺の姉ちゃんいびきうるせぇんだよな｣
｢お前最近お姉さんの事ディスりすぎじゃね？｣
｢顔がいいのにいびきうるさいって嫌だろ｣
｢俺は別に何とも思わないけど｣
｢お前の幼馴染の子とか案外いびきうるさかったりして笑｣
｢いや、めちゃくちゃ静かだよあいつ｣
｢なんで知ってんだよ？！！｣
｢いや、年一でお互いの家族みんなでキャンプ行くから…｣
｢あぁ、なるほどな……｣
｢ていうかお前、Aの事気になってんの？｣
｢は？！なんで？｣
｢いや、最近お前の姉ちゃんディスってAの事聞いてくる流れが多いから｣
｢別にそんな事は…｣
｢あいつ今彼氏いないよ｣
｢まじで？！｣
｢ほらやっぱり｣
｢お前……俺の事試しただろ｣
｢素直になれジョンハナ。会う機会作ってやるからさ｣
｢そしたら俺はただのお前の友達としか思われないだろ！｣
｢ジョンハナ……お前、拗らせてるな｣
︎︎︎︎☑︎いびきはうるさくない
︎︎︎︎☑︎スンチョルにバレた
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作者名：チョコたん | 作成日時：2024年2月23日 16時
